Taiko-life

和太鼓奏者の日野一輝が、太鼓を中心に色々なことを呟きます。

初めて参加した【写楽考】。当たり前ですが知らないことが多すぎて、というか知らないことばかりだったので、毎日が新鮮で発見がありました。指摘を受けた箇所は、スグサマ出来なければならないし、また、次の日には提示しなくてはならない。その中でも「昨日のフレーズの方がいいかも」と言われれば、思い出しやらなくてはならない。色々工夫して聞いてもらったりする。つまりその瞬間瞬間が勝負であるので、次は無い。出来なければ、そのシーンの音はカットになったりもする。また、演出家の意向どうりの音やフレーズを出せないと、同じくカットになったり、はたまた別の場面で追加されたりもする。一日として同じ日はなく、毎日変わっていく。それが楽しい。慣れている方はともかく、私にとったら、頭フル回転だ。

休憩時間は外に出て、一服する。その時、役者さんや演出家の話を聞きまくる。笛の方は、歌舞伎や能などに詳しく、色々な音の話をしてくださる。演出家や役者さん達も時代劇の話や、今までの面白かった話、苦労話など、話題が豊富で飽きない。
そして、当たり前だが、皆、もっとこうしたほうが、こういう風にしてみたら?等、意見を沢山言い合う。もちろん太鼓にもアドバイスをしてくださる。そんな環境が楽しかった。

昨日、1ヶ月に及んだ【写楽考】の公演が無事終了しました。ラストは、いつも2回のカーテンコールですが、4回か5回出た気がします。そして、上から銀の紙ふぶきが・・・!キラキラ輝いたそれは、お疲れ様!そしてこれからも頑張れよ!という風に見えました。本当に綺麗で、お客様がいてるのを忘れ、「あ~、ほんまに終わったんや・・・」と一人で感傷的になってしまい、涙が出て来そうになるのを、グッと堪えてました。
長くて短かった1ヶ月半。今は、少し気が抜けた感じで、体がダルく、少しボーっとしてます(笑)

昨日は終わった後、スグサマ太鼓を撤収。次々に片付けられる舞台を、櫓の上から少し眺めてました。
その後は、キャストと社長のみで、とあるママの家に行き、打ち上げをしました。一緒にワインを飲み、話し、共に笑い、劇についていい合い、こんな方々と共にやってきたんや~と改めて感じ、そしてもう会えないのかな・・・なんて思ったりしました。打ち上げは夜中の2時ごろまで続き、皆は次へ行こうとしてましたが、一足先に私は帰ることに。
堤さんや克実さん、長塚さん、七瀬さん、西岡さんと一人ずつ握手。
皆様「本当に有難うございました!!」

写楽考の写真など、感想は、少し休んでから書きますね(笑)

今日は、千秋楽で終わればスグサマ舞台の解体ともあり、昨日、最後の打ち上げをやりました。コクーンの2階ロビーを出たところのスペースを貸切、お寿司、しゃぶしゃぶ、パスタ・・・等など沢山の料理が並び、お腹イッパイ食べました!また、特設ステージが設けられてあり、出演者一人一人壇上に上がって簡単な挨拶。それぞれの方の言葉が胸に響き、「ああ、このメンバーでやるのも最後か・・・」と感傷的になってました。キャストの方々も幾多の公演をしているのにも関わらず、初めて一緒に仕事をした、という方もいてて、本当にスタッフからキャストまで、この面子で揃うのは二度とないんだなあと、感じました。
社長がおっしゃってました。
「この写楽考は、2年半前から始まりました」と・・・。
そして「お芝居にしては、今回は少ないキャスト。キャストと楽師入れてもたった8人。しかしたった8人でコクーンを連日満席にし、ここまで湧かせたのには、私自身、すごく自信がつきました!」とも・・・。

さて、今日は最後です。もう思い残すことはありません。毎日全力で取り組み、時には失敗し、時には悔しい思いをしましたが、後悔はありません。
ラスト2回。渾身のパワーで、心から溢れる何かで、お客様に伝えます!

では、行って来ます!!

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