以前にも書きましたが、私は高校に入ったら、バスケット部に入ろうと決意してましたが、気付いたら吹奏楽部にいてました・・・。
なぜ、吹奏楽部に入ったのか?
今でも鮮明に覚えているのですが、その日、吹奏楽部の先輩に勧誘され、取り合えず部室に行きました。その時、奥の方でドラムが鳴っていたのです。3年の先輩が叩いていたのでした。それを見た瞬間です。
「あれを叩きたい。」
と、勧誘された先輩に言ったのです。

当時、私は音楽が嫌いでした。小学生の時から嫌いでした。音符など判らず、テンポとかも、拍子とかも、チンプンカンプンで、音楽のテスト等ではカンニングやら、適当に丸暗記して望んでた位で、ジャズドラマーの父の子とはとても思えない私でした。もちろん父が教えてくれた時もありました。でも、その場しのぎで、てんで判らなかったのです。
父のドラムは小さい時から聞いてます。母親に連れられ、どこかで行なわれたコンサートを見に行った記憶もあります。その頃はジャズとか判りません。ただ父が、やたらぶっ叩いていて、やたら爆音を鳴らしている姿だけを見ていただけです。

それが何故音楽を嫌いになったのか?

それが、その先輩のドラムを見たとき、答えが出たのです。
簡単だったのです。言い換えれば、今までが訳が判らなすぎたのです。ただそれだけです。
その先輩が叩いていたのは、いわゆるロックの8ビートでした。ズン、チャン、ズンズン、チャン・・・という、いたってシンプルなフレーズです。色々フィルインしても、判りやすいのです。その反面、父のドラムは?????です。今は思いませんが、その頃はとにかくうるさい!でした(笑)とにかく雪崩のように、そして途切れることの無い、そんでもって、何を叩いてるのか判らない、があったので、嫌いになったのだと思います。もちろん、他にもありますが・・・(笑)

で、話を戻します。その先輩の姿を見て、「ドラムかっこええなあ~」と思いました。そして即決です。「僕、ドラム叩きたいです!」
先輩 「おお!パーカッションやな?大歓迎やで!!」

そして、この時から、私の音楽としての道が始まりました・・・。

続く