年功序列
どこの社会にもあると思います。私が自衛隊にいた時も、もちろんありました。太鼓クラブにも・・・。
私がその部に入った時、その中で一番階級の上の人が部長であり、同じ階級でも若い方が下という、ごく当たり前な序列制度でした。だから教えるのは上の階級の人という事になります。個人どころか、チームも同じで、設立が浅いチームほど、例えば合同曲では端の方や後ろの方であり、古いチームほどセンター(自衛太鼓ではセンターは主役みたいなもの)でした。
事実、私が入った当初、関西地域の自衛隊太鼓チームでの合同演奏の時、実力うんぬん関わらず、後ろの方であり、端のほうであり、また周りからは新参扱いでした。
もちろん私の部は、まだ設立して数年と日が浅く、またお世辞にも上手いとは言えず、当然私達より長くやっている他のチームの方が、まとまりがあり、迫力もあったので、その頃は仕方が無いと思っていたのですが・・・
しかし、日は浅い、経験が少ないだけで、レベル的にはそう差が無いと感じたのです。

そして、こいつら全部喰ってしまおう。俺らのチームが一番になったろ。そう思うようになりました。
私自身、やるからには、目立ちたいという性格もありますし、他団体に言いなり等、下っ端は気に入らなかったんです。かといって、階級で上に上がれば事は済みますが、当たり前で面白くない。(笑)

そこで思ったのが、下克上です。

この世界ではあまり無い事で、事実、私のチームでも当たり前ですが階級社会でしたから。
しかし、たとえ階級社会であろうと、音楽では関係ない!人前で演奏するのに、なんで古参のヘタクソが前に出て、新人の上手い奴らが端に追いやられなあかんねん!
音楽では、上手い奴が上や!年齢や階級など関係ない!

しかし、その為には、まずチームの抜本的改革をしなくてはなりませんでした。そして、チームが上に上がる為には、メンバー全員が、他団体の誰よりも上手くならなくてはならないのも、絶対条件です。

「やったる!・・・3年や、3年で全てをひっくり返したる!!」

この時21歳。これが、私が太鼓にのめり込んで入った、入り口でした。