石川直さんとコラボするようになって、取り組んでいるメトリックモジュレーション。
意味は、リズムの変調、らしいです。
フレーズやテンポを、最小公倍数とか算数っぽく計算されるので、ややこしいし頭を使いますが、ルーディメンツを鍛えたい僕に取っては結構楽しんでます。
例えば、テンポ:4分=120の16分音符を3つずつ区切ったアクセント(テンポ120の付点8分)を軸に次のテンポを取ると、4分=160のテンポになる、そしてそれを利用してテンポチェンジする、といった具合です。
しかし一番の問題は、そのテンポになってもそのグルーヴを出せないと、意味が無いという事です。
つまり、テンポが変わる。フレーズも変わる。しかし、それだけではタダ変化しただけなんです。
譜面上と技術の話だけで音楽自体は何も変化がないんです。
つまり早く叩いたら、早く聞こえるか?という事と同じです。そんな事ないですよね?
スピードが【早い】だけで、【早く】は聞こえません。
父にも言われましたが、そこにノリがあるかないか、が一番大事なんです。
テンポ120でフレーズを叩いても、120にはなりません。しかし120のノリを持って叩くと120になります。
音楽は記号ではありません。譜面上の事が出来ればそう聞こえるのか?といえば、それは否です。
だからこのメトリックモジュレーションは良い訓練になります。
めまぐるしくテンポやフレーズが変わるので、そちらが先行してはいつまで経っても記号を叩いているに過ぎないからです。つまり音楽ではなくなるのです。