14年前を振り返っています。

前回の日記の最後に怒涛の毎日が始まったと書いたが、こうして振り返って書いていてふと思い出したことがある。
それは太鼓衆一気結成の経緯だ。
これも本当にケッサク。
2002年7月に結成したのだが、そこから遡ること半年前。2001年の末に和歌山で活動しているとあるアマチュア団体の人と出会い、ここのリーダー(確か40歳くらい)となぜか馬が合い、太鼓話で盛り上がった。
で、私がこう切り出した。
「来年で自衛隊を辞めて、自分のチームを作って活動しようと思っているんです。もし何か出演できるイベントなどありましたら、紹介してくれませんか?」という内容。
その方は結構顔が広いらしく、たくさんのイベントにも携わっていたのを話の中で聞いたので、ほんの軽い気持ちで話してみた。
「わかった。何かあったら言うよ」
ごく普通のやり取り。別にここからどう発展するとか何も思わなかったし、実現すると思ってもいなかったのですぐに忘れ去っていた。

ところが、2002年に入り5月か6月ごろ事態は急展開を迎える。
ある日、その和歌山の方から連絡が来た。
「一輝さん、夏に三重の熊野市で太鼓フェスティバルがあるけど、出てみない?」
何と!何となく話しした私の言葉を覚えてくれていたのだ!
もちろん、何も考えずに「出ます!!」と即答。
「で、いつですか?」
「8月某日(←忘れた)。沢山の団体が集まるから面白いと思うよ~」

さあ、大変だ!
この時返事はしたものの、チームはまだ無い(笑)で、急遽平田に連絡したというのが、結成の経緯。
本当に見切り発車だったのを思い出す(笑)

そして7月に居酒屋で結成した時に、二人に報告。
「えーと、来月イベントに出るで」
二人「・・・は??」
「三重県の熊野市で行われるイベントに出るで」
この一言で、二人から質問の嵐!
「待て待て!今初めて3人で会ったのに、いきなり本番?」
「太鼓無いやん?曲も無いやん?衣装も無いやん?」
「そもそもチームの名前も無いやん?」
・・・ごもっとも(笑)
でも、なんとかなると思った。いや、なんとかしてみようと思った。
「ウルサーーーーイ!!とにかく来月、合宿やろや。時間が無いからまず1週間空けてほしい。そこで集中的に稽古して曲を作る。太鼓の手配とか衣装とか何とかするから!」
「うーん・・・、わかった。でも相変わらず無茶苦茶やな(笑)」
この辺りの会話は漠然としているが、最終的に笑いながら「何とかなるで!」と締めた記憶がある。
本当に無茶苦茶な滑り出しだ。
結成した瞬間からバタバタで、それでも無理やり付いて来てくれた二人には感謝の気持ちしかない。

ここから、太鼓衆一気初陣に向けて猛特訓が始まる。

続く