こんばんは、肉離れ継続中の和太鼓奏者日野一輝です。

肉離れは、まだ治っていません(当たり前か...)




さて今日は「太鼓の作曲」について少し触れようと思います。

よく聞かれるのは


「太鼓って楽譜あるんですか?」
「太鼓の曲ってどうやって作るんですか?」
「いつどんな時に作るんですか?」

などなどです。


ちなみに、太鼓奏者は全国に死ぬほどいます(笑)

もちろん、全員が全員、曲を作る訳ではないと思いますが、作曲する人は沢山いてると思います。 

でも、「これから作曲したいなー」とか「どうやって作ったらいいんやろ?」って思っている方に参考になればと思って 、私なりの方法を書きます。




まず知らない方に予備知識として、太鼓の曲って、昔から受け継がれている伝統曲と、そうではない創作曲に分かれます。

私は独学で太鼓をやっているので、後者の方になります。

伝統の方は、先輩たちから受け継がれているモノなので、これはスルーします。



で、どうやって作るか?



最初は当たり前ですが、苦戦しました。

なんせメロディー楽器ではなく、単音楽器なので、いわば、ドンとかドコドコだけで作る訳ですよね。

だから最初「え、どうやったらええんや?どうやってスタートしたらええんや?」

みたいな戸惑い満載で、書き出すことが出来ませんでした。

でも曲を書きたい。





えーと。。。パクりました(笑)

私の場合、その団体が演奏していた曲からパクったんです。

どこの誰が作ったか知りませんが、とにかくどうして良いのか分からなかったので。

でも、完全にパクったらそれは同じ曲になります。

だから、その曲の好きな部分だけピックアップしました。

そして構成も同じように組み立てました。

例えば。。。

最初はドンドンとか全員で叩く→しばらく進むと各パートで掛け合い→またユニゾンに戻る→振りがある→どこかのパートソロになる→全員で叩いて終わり。

この流れを書き出し、よく似たフレーズを並べ、自分の好きなシーンだけ少し変化させて・・・。


こういう風にすると、あら不思議、曲の完成です!





もちろんオリジナリティには欠けます。

しかし、既存の曲があり、その構成通りに作れば、まあ変になる事はありません。

そして何より、真似をすることによって、なんとなーくどう組み立てたら良いか分かってきます。

披露するしないは別で、今やYouTubeにも沢山太鼓曲があるので、まず自分が気に入った曲を見つけて、それをコピーして、そして曲の作り方を勉強する。

これが、作曲する第一歩です。

良い悪いなんてありません。好き嫌いはありますが、そんなの気にしてたら先に進めません。

まずは真似っこするのが、 大事。


何もやったことが無いところから、オリジナルは生み出せません。

そんなの天才じゃ無い限り不可能です。

だから、まずはコピーです。

徹底的にやってみましょう!