和太鼓奏者の日野一輝です。



今年で太鼓衆一気を離れるメンバーが2人います。



在籍7年の志保あかねと、在籍5年の藤井絵理香。


志保あかねはとにかく行動派で、様々な方とコンタクトを積極的に取ったり、新しい事にチャレンジしたり、衣装を作ってくれたりしました。


藤井絵理香は、誰よりも稽古をし誰よりも私の考えに近い存在で、その事によりアンサンブルや音にも磨きをかける事が出来ました。




2人に共通するのは、とにかく自分で動く、という事。
そして、チームに多大なる貢献をしてくれた事。


そんな彼女達がいてくれたお陰で、僕は少し怠慢になっていたのかもしれません。


彼女達がいてくれるから、何とかなる。

いてて当たり前



数年間在籍してくれていたので、そんな状態にドップリ浸かっていた僕は、正直甘えていました。



いつか辞める



それは分かっていた事だし、これまでも沢山のメンバーが入っては辞めてという繰り返しを経験しているのですが、心のどこかで彼女達はいてくれると、勝手に思っていたのかもしれません。



彼女達が在籍した数年間はチームにとって飛躍になる形となりました。
これまで1年単位で入れ替わってたメンバーが固定された事により、曲をより深く、意識をより高くさせてくれたのです。

僕の夢だったエジンバラ挑戦も、彼女達のお陰で5年間も行けました。
開拓として選んだポーランドやリトアニアにも、様々な角度から協力してくれて頼もしい存在でした。


とにかく語りつくせないほど力を貸してもらえて、口では上手く言えないのですが、感謝の言葉しか見つかりません。






そんな彼女達から今回の話を受けて、頭を殴られた様な衝撃を受けました。
その時は平静を装っていますが、内心は「え?来年からどうなるんや?」「まてまて、どうしたらええんや」という動揺があり、強がりを言うのが精一杯。


彼女達は次のステージに進もうとしている。
いや、もう進んでいる。


じゃあ自分は?
僕は何してるの?
ここで何をしてるの?
彼女達から何を学んだの?


いみじくも彼女達の行動が、いつも進んでいたつもりが、実は止まっていた自分を気づかせてくれました。

そしてチームばかりしか考えてなくて、メンバー一人一人の事を深く見ていなかった事にも気づかされました。



このままじゃあかん。



彼女達の辞退を取り消すことは出来ませんが、何か自分に火が付きました。
ニューヨークに行ったのも、自分の音を見つける旅として行き、そのおかげで、次の道が見えました。


言い方は悪いですが、もし彼女達がいてくれてたらニューヨークに行ってないかもしれないし、慢性的な活動になってたかもしれません。





彼女達が教えてくれました。








お前はそのままでいいのか?

いつまでそこにいてる?

何をしてる?

それがお前の目指す音楽か?






もちろん彼女達はこの様な事は言ってません。
その行動が、僕に語ってくれたんです。







最後に
彼女達のこれからの活動にエールを送ると同時に、これまで一緒にいてくれた事、

本当にありがとう。

残り僅かですが、最後までよろしくお願いします。