今日はクセを治す(クセをとる)方法を話したいと思います。

クセって細かく言えば色々あります。
例えば、箸の持ち方、話し方、立っている時の姿勢、字の形、歌い方、食べ方・・・
上げていくときりがありません。

僕の職業は太鼓演奏家ですが、この視線から見ても、バチの持ち方、叩き方、曲調、姿勢・・・。
この職業だけでも、もっと沢山あります。

そのクセですが、多くは指摘されて気づきます。
例えば
「バチの握り方変やで」
「姿勢が歪んでるよ」
などなど。
言われた時「え?本当に?」ってなったりしますよね。
良いクセならいいですが、悪いクセだと大変です。
なんせ、無意識、無自覚ですから。

でも、悪いクセは直した方が良いですよね?

じゃあ、どうやって治すか。



これは父から聞いたのですが









「新しくクセを付けたらいい」





です。


これを聞いた時「あーー、なるほど!」と納得しました!
つまり、治すのではなく新しく植え付ける。上書き保存みたいな感じです。

一度身についてしまったクセを治すのは困難です。
なので、新しくクセを付けて改善させてしまえ、って事ですね。

これを聞いて
「そんな事言ったって・・・」
「クセを付けるって言われても・・・」
って思われた方はいるのではないでしょうか?

ハッキリ言って、そう少しでも思ったり口に出す人は、絶対改善されません。
治したいなら、「へーそうなん?試してみるか!」とトライしてみるべきです。
なぜなら、不満を口にしたところで何も変わらないのですから。

多くの人が抱える悩みを相談やアドバイスをしてもらう時に「より簡単に、より早く、より的確に」と、どちらかと言えば楽に解決できる策を期待します。

ですが、そんな甘いというか楽な方法はありません。
ましてやクセなんて、数年または数十年蓄積されたものですから、それを治すのは相当根気がいります。

僕も叩き方のクセがあり、現在上書き中です。
しかし、演奏の時に元に戻ったりするのが現状です。
そしたら、再びクセづける作業をします。

これの繰り返しです。

でも、こうする事により以前より理想に近くなっていっています。



皆さんも自分で治したいクセがあれば、それを「クセやから仕方がない」と言っても仕方がないので「よし、じゃあこうしてみよう」と新しいクセを付けるように行動してみては如何でしょうか?

根気がいります。
一朝一夕で終わる問題ではありません。

ですが、確実に変わります。 




しかし、一番大事なのは「そのクセを自覚する」事ですが・・・。