Taiko-life

和太鼓奏者の日野一輝が、太鼓を中心に色々なことを呟きます。

2011年12月

そういえばこの前の練習の時に、以前から思っていた事が確信に変わった瞬間がありました。
それは、【自分は太鼓を叩く為に、太鼓を叩いているのでは無い】という事。
言葉ではいくらでも、何とでも言えますが、身を以てその言葉を出すのは、それなりの経験や体験、実践や日々の生活、自分の人生そのものを踏まえた上でしか出て来ません。
太鼓衆一気を立ち上げて9年。私が太鼓を始めて10数年。これまで沢山の方を指導し、沢山の方を見て話をし、悩んでは検証・実践、また別の角度から切り込んだりと、試行錯誤を繰り返して来ました。
そして、この間の稽古でやっと何か見えた様な気がしたのです。もちろん、その時の稽古が重要だった、という事ではなく、積み重なったものが、たまたまその時に「ああ、そういう事か!」という確信を持てた瞬間だったのです。
「太鼓は叩いたら、あかん!」と私は常に言います。
しかし実際問題、見てる側は明らかに【太鼓を叩いている】様に見えます。しかし、絶対叩いてはダメなんです。もちろんその理由はあります。それらを踏まえて【太鼓を叩いてはダメ】があります。
この矛盾が課題になったのは、24歳の頃。父からの一言でした。
「太鼓なんか叩いたらあかんで!」
当時これを聞いたとき、???でした(笑)
いや、叩いてるやんけ!という突っ込みを入れたかった程でしたが、その後様々なジャンルからそれを裏付ける様々なモノを見させてもらい、「ああ、なるほど!」という風に変わったのです。
でも、ここでの「なるほど」は言葉だけ。つまり頭での言葉であって、それは自分の糧にはなっていませんでした。
それから10年、それが判るまでひたすら【太鼓を叩いて】きました。つまり、私の解釈は「太鼓を叩いてはいけないのなら、太鼓をひたすら叩いたら、叩いてはいけないが、判るのでは?」でした。ダンサーとコラボしたり、ガンガン系の曲を作ったり、ソロで挑戦したり、海外ツアー行ったり・・・。時には「もう辞めよう」と思ったり、「いや続けよう」と思い直したりと、色々挑戦しては挫折したりを繰り返して来ました。
そして、ようやく、「ああ、僕がやりたいのは音楽やな。」という所に辿りついたのです。この言葉も以前からずーっと言っていましたが、これが確信に変わったのです。
悩みに悩んで10数年。早い方かもしれませんが、ようやくスタートラインに立てた気がします。
「太鼓を叩いては、ダメ!」
こんな事を言う人はいてないので、私一人別世界に突き進みたいと思います。

11日、神戸で太鼓の体験ワークショップを行って来ました!
これは、岡山公演に見に来て下さった方が、「是非とも子供達に体験させてあげたい」という事で、ご自身はピアノの教師をやられている方なので、その生徒を対象に依頼を受け、行いました。
本当は園児から行う予定でしたが、急遽予定が入ったらしく参加出来ませんでしたが、小学1年生から中学2年生までを2クラスに分けレッスンをやりました!
正直、めちゃめちゃ盛り上がりました!そしてめちゃめちゃ楽しかったです!
小学1年生の女の子のしっかりした態度に驚き、中学生の真面目さにビックリし、なにより低学年からノリ突っ込み&ボケがあった事!(笑)
「さすが関西人!」と何度言ったことか!
またお母さん方もノリがよく、子供達が叩いている後方で、こっそり楽譜を見ながら膝を叩いていて、私が子供達に「はい、出来ましたか~?」と聞くと、お母さんが「は~い!」と!!
「いや、お母さんに聞いてないで!!」
一同大爆笑。
子供達も全然叩けなかっても「叩けた人、手を挙げて!!」と聞いたら、全員が「はーい!」と手を挙げます!
「うそつけ~!!」と、こんなんでも大爆笑。
また、バチをクルクルっと回す動作を教えると、ある子供は「よっしゃ!帰ったら特訓や!」と張り切っており、その純粋さに大笑い!
あっと言う間のレッスンになりました。
今度は大人達も体験したいらしく、定期的に神戸でワークショップを行えれば、という話にもなりました。
そうなれば、主催者の方の周りだけでなく、神戸教室として一般の方も自由に参加出来る形を作りたいなと、思います。
また、神戸で教室を開ければ、そのまま大阪でも開いてみようかと考えています。

今日は天気がよかったので、外で稽古!
新人の女の子がメキメキと上達して来ました。つい1ヶ月前までド素人だったのに、今ではもう1曲叩ける様になってます。
そして今日の後半は、チームのナンバー2のT君に、とある曲のソロのフレーズを少しだけ作って伝授しました。和太鼓には無いリズムなので苦戦してますが、やりがいがあるソロになりそうです。続きはメトリックモジュレーションを使って、変則的に。頑張れよ~!!

私のチーム太鼓衆一気は、集団生活をしていない団体としては珍しい位、かなり遠方から通っているメンバーが多い団体です。
それこそ千葉の奥地や神奈川の相模原、八王子、はたまた埼玉北部の嵐山など、私は大宮なのですが、毎回稽古の度に通ってくれています。

その中で、千葉組が二人います。
この二人、最近は仕事や家庭の都合でなかなか参加出来ず、一時は脱退しようかと悩んでいたのですが、「それでも可能な限り、日野一輝の下でやりたい。」と言ってくれた、大事なメンバーです。
仕事や家事は忙しいけど、頑張ってやってくれてる姿に、「ああ、本当に好きなんだな」と改めて感じさせられます。
最近、まだ全然何もしていないのにいきなり辞めたり、チームの衣装を持ったまま音信不通になったりと、理解不能な人が多かったのですが、忙しくてもそれでも続けている人をみると、こちらも元気をもらえます。
この二人、来年2月のドラムフェスタに出演致します。
他に仕事していても、家事で忙しくてもここまで出来ます。
要は「やる気」です。
お時間のある方は、是非お越し下さい。

IKKI's Drum Festival 2
日 程:2012年2月18日(土)
場 所:埼玉県 富士見市民会館 キラリ☆ふじみマルチホール
料 金:前売り・当日共に1000円(未就学児童は無料)
時 間:開場15:30 開演16:00(予定)
出演団体(順不同):・文教大学和太鼓サークル楓(神奈川)
          ・多摩美術大学和太鼓研究会『鑓水太鼓』(東京都)
          ・一輝太鼓道(埼玉)
          ・打舞RuTaIKo舞華(千葉)
          ・昇鼓團with丸 貴大(千葉)
          ・太鼓衆一気

チケットは12月20日から、先行予約販売開始します。

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