指導の仕方


「一輝、人に教えるときは隙間を与えたらあかん。その間止まるやろ?止まってる時間勿体無いやん?だからやりながら考えるか、何をするか予め用意しておくのが指導の基本や」

3年生から部長を任命された数日後、コーチから言われました。


その時、それを聞いて思い当たる節がありました。

1年の時、3年生の指導が一つ終わるごとにダラダラ話したり、中断したり、なんとなくやってたりしていたなあと。(それが普通だと思っていた)
2年になってもそれは変わらなかったのですが、コーチと出会い初めて習った時はスピード感が全然違って、目まぐるしく変わる内容に『これが全国トップレベルか!』と衝撃を受けたんです。

(なるほど。確かに何をするにしても指導者が止まると場も止まる。それは分かったけど、どうしていけば良いかな・・・)

と考えてて思いついたのが、自主練で【指導を想定した練習】でした。


例えば、
Aの練習をする
(その時に次の内容(B)を考える)

Aを終えたら間髪入れずに「次はBをする」と言ってBの練習を始める。
(また次の内容(C)を考える)
です。

最初は今やってる事が精一杯で次の事など考えれませんでしたが、数をこなすと少しずつですが出来る様になってきました。

でもこれだけだと自分で勝手にやってるだけで誤魔化せます。
なので検証するために、録音をしてそれを聴きながら『指導される側』に立って練習する事もやってみました。


これが良かったんです。
我ながら良い練習方法だなぁと(笑)


単なる自主練ですが「次はこれをする」と声に出すことで何をするかハッキリ認識でき、自分に誤魔化しが効かなくなる。
また、言ったからには出来ないと話にならないのでスキルアップにも繋がる。
さらに録音することで客観的に聞く事が出来、粗が見えるので修正出来る。


良い事だらけです(笑)



たとえ指導の仕方を習って頭で分かったとしても、そもそも指導した事ないのだから、どうなるかも分からない。

指導する事になるその時が(3年生)来るのを指を咥えて待つより、出来る事からやってみようとやってみた方法は、現在でも生かされているので、この時に散々やったのが良かったのかもしれません。











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