ふと思い出したので。



僕が初めて家出したのは5歳でした。
そもそも家出と呼ぶのか?ですが(笑)

でも、ちゃんと1人で出ていったんですよ!!





僕の生まれは大阪の吹田ですが、育ったのは東大阪の長瀬という所で、おばあちゃんと暮らしてました。
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※日野一輝 多分5歳 ハイツにて




同じ集合住宅(ハイツ?)の友達とよく遊んでいました。
でも僕はいじめっこで、よく近所の子を泣かせては、おばあちゃんに怒られ(めちゃくちゃ怖い)、それが積み重なった時には締め出し(ドアの鍵閉められて入れない状態)をくらい、泣きながら「あけてー!!ごめんなさい!!」と叫んでました。


そんなある日、何が原因か忘れましたが、また締め出しを食らいました。

でも、その時はいつもと様子が違い、
「もう出ていきなさい!」
と、おばあちゃんがリュックと水筒をドアから外に投げたんです。

リュックは何が入ってるか知らないけどパンパン。
名札がついてて、僕の名前と住所と電話番号が書かれてました。
そして水筒。

ドアを叩いても返事無し。
「おばあちゃん、ごめんなさい」
と言っても反応なし。

時刻は忘れましたが夕方で暗くなりかけの時でした。

僕は意を決して出て行く事に。
リュックと水筒を背負って、階段を降りて(2階に住んでた)、ハイツの外へ。

(駅に行こう)

そう思って歩き出しました。
なんかとても寂しい気持ちもあったのですが、ワクワクもありました。
(めちゃくちゃ記憶にある)


どれくらい歩いたか忘れましたが、後ろから
「一輝ーーー!!」
とおばあちゃんが走りながら叫んでるんです!
いや、近所のおばちゃん達もいてたかも。
(後で聞いたら、ハイツの住民全員で捜索してたみたい)


あえなくおばあちゃんに捕まり、カミナリが…

「一輝!!どこ行くねん!!」

バチーーン!

ほっぺ叩かれた


なんかその時は、ムカつきが大きかったんです。
「おばあちゃんが出て行け言うたやん!」
そう叫びました。

また

バチーーン!!

ほっぺ叩かれた


…出て行け言われて出て行って何が悪いねん。




結局、泣きながら探してくれたみんなに謝り、家に帰ったらまた怒られた5歳の僕。



はじめての家出は100〜200m?くらいで終わりました(笑)



今でも、あの時何故怒られたのか分からない…








終わり