僕は真似をする癖があります。
もちろん正確でもないし完璧では有りませんが、
・面白そう
・どうなってるか知りたい
・やってみたい
など思ったら、気づいたら見本となる人の真似をしてトライしてます。
例えば
・バスケのシュートが上手くなりたいからNBAプレーヤーの動きを真似する。
・マーチングで日本一の高校の練習方法やフォーメーションを真似する。
・スキーを習った時、インストラクターの動きを見て真似する。
・友達がやってるゲームの技を覚えて真似する。
・特殊免許を取る時、試験官の見本を見てその通り真似する。
・太鼓の台を製作するとき、既製品をみてその通り真似て作ってみる。
などなど、色々ありますが多分皆さんもそういう経験って少なからずあると思います。
しかし
なぜ真似する癖がついたのか?
なぜ真似をするようになったのか?
何もないところから勝手に真似する訳はないので、そこには何か原因があるはずです。
人が何か感じたり生み出したりすることは、これまでの体験と経験が全てで、外からではありません。
また、体験と経験は、例え全員同じことをしても人それぞれ見え方感じ方は違います。
誰1人として同じ人はいません。
例えば【夏】
これを聞いて「暑いからいやだ」と言う人もいれば僕みたいに「大好き!」と言う人もいてるし「憂鬱だなあ」と感じる人もいれば「ワクワクするぜ!」と感じる人もいます。
同じ夏でも100人とも違う思いを持っています。
そして、それは過去何かしら自分で経験したからそうなるのであって、今急にそのワードが出てきたわけではありません。
暑いから嫌という何かしら体験・経験があったから「暑いから嫌」になるし。
ワクワクすると言うのも、何かしらあったからそう思うし。
そういった何気ないことでも、フォーカスを当ててみると今の自分の〇〇は一体どこから来てるのか?という自分を知ることが出来、それを知ることで「だからどうしたら良いのか」につながります。
少し前に「自分の原点を探す」という連載を書いたのですが、今回はさらに階層を一つ深く探っていこうと思います。
小学生時代
「もっと見ろや!」
「どこ見てんねん!よお見ろ!!」
「アホか、何見てんねん!!」
「ちゃんと真似してみろや!そんなんやってないやろ!」
これは父の言葉です。
・・・多分僕の原点はここです(笑)
※もう見つかった
僕は小学1年生の頃から父の元で武道をやっていました。
「武道ってなに?空手?合気道?」
とか沢山聞かれるのですが、面倒くさいので「古武道」 とだけ言ってます。
※詳しくは【日野武道研究所】で検索!
その武道の稽古は今思い出すだけでも吐き気がするくらい嫌だったし、何より父が怖くてその時間がいつも苦痛でした。
(毎日やっていた気がします)

※小学生の筆者 前蹴りと回し蹴りの稽古 相手はお弟子さん
小学生は僕だけ。
あとは父のお弟子さん(大人達)です。
大体2人1組で何かしらやってました。
まず父が見本を見せます。
「よし、やれ」
で、みんな取り掛かりますが、まあ出来ません。
みんな父がやっているのを見ながら行うのですが、その度に
「違う!!よう見ろ!!」
「ちゃう!こうや!」
とお弟子さんに怒鳴ってます。
僕も沢山怒られました。
「よく見ろ」
これは【相手をよく見ろ】と言うのもありますが、
ここでは【今どんな動きをしているか、なにをしているか真似してみろ】
と言う意味で話しています。
ではなぜ「よく見ろ」と死ぬほど言われたのかと思い返すと、
多分【真似しないと危ない(怪我したり)稽古が沢山あった】からではないかなあと。
お弟子さん達は全員大人です。
その大人と本気でやりあうので力任せにやっても小学生の僕は勝てるわけありません。
何度もお腹に突きが当たり、泣くこともありました。
その度に、
「ほら見てみろ!逃げるからやろ!そんなんしてへんやろ!やるからよう見てみい!」
泣きながら父を見て、またやる。
蹴りが当たる。泣く。怒られる。見る。またやる。
毎日こんなんです(笑)
恐怖です。(笑)
そう怖かった。
怖いから必死で真似してたと思います。
ではなにが怖いのか?
それは【突きや蹴りが当たること】です。
父も怖いけど、お弟子さんの突きがお腹や腕に当たる方が怖い。(痛いから)
だから、真似をすると痛い目に合う確率が下がるので、必死で習得していった防御スキルだと思います(笑)
他にもこの「真似せえ」というワードは武道に限らず父から沢山言われたのを覚えています。
例えば、他の人が何かしている事を僕もやることになった時、
「一輝、〇〇さんの動きよく見て真似してみ?」
そう言われて、その通りやってみる機会が少なくありませんでした。
上手く出来なかったら
「よお見てみい!そんなんしてないやろ!」
と言われ、またじーっと見続けます。
英語のテープを聞かされていた時
「なに言うてるか分からんでええねん。真似せえ」
と言われ、何度も口に出して真似しました。
ボソボソ言うてると
「ちゃんと声に出せ!分からんやろ!」
と怒られたり(笑)
とにかく
「真似しろ」そして「よく見ろ」
は死ぬほど言われました。
怖い父と恐怖の武道が、見て真似をするという土台を作り、それが自然と癖というより息をするのと同じくらい今では当たり前になっていたと思います。
続く
いつも読んでくださりありがとうございます!
内容が面白かったら「いいね」「拍手」をいただけると嬉しいです。
ブログ登録もしてくれたら、笑泣きして喜ぶのでよろしくお願いいたします。
もちろん正確でもないし完璧では有りませんが、
・面白そう
・どうなってるか知りたい
・やってみたい
など思ったら、気づいたら見本となる人の真似をしてトライしてます。
例えば
・バスケのシュートが上手くなりたいからNBAプレーヤーの動きを真似する。
・マーチングで日本一の高校の練習方法やフォーメーションを真似する。
・スキーを習った時、インストラクターの動きを見て真似する。
・友達がやってるゲームの技を覚えて真似する。
・特殊免許を取る時、試験官の見本を見てその通り真似する。
・太鼓の台を製作するとき、既製品をみてその通り真似て作ってみる。
などなど、色々ありますが多分皆さんもそういう経験って少なからずあると思います。
しかし
なぜ真似する癖がついたのか?
なぜ真似をするようになったのか?
何もないところから勝手に真似する訳はないので、そこには何か原因があるはずです。
人が何か感じたり生み出したりすることは、これまでの体験と経験が全てで、外からではありません。
また、体験と経験は、例え全員同じことをしても人それぞれ見え方感じ方は違います。
誰1人として同じ人はいません。
例えば【夏】
これを聞いて「暑いからいやだ」と言う人もいれば僕みたいに「大好き!」と言う人もいてるし「憂鬱だなあ」と感じる人もいれば「ワクワクするぜ!」と感じる人もいます。
同じ夏でも100人とも違う思いを持っています。
そして、それは過去何かしら自分で経験したからそうなるのであって、今急にそのワードが出てきたわけではありません。
暑いから嫌という何かしら体験・経験があったから「暑いから嫌」になるし。
ワクワクすると言うのも、何かしらあったからそう思うし。
そういった何気ないことでも、フォーカスを当ててみると今の自分の〇〇は一体どこから来てるのか?という自分を知ることが出来、それを知ることで「だからどうしたら良いのか」につながります。
少し前に「自分の原点を探す」という連載を書いたのですが、今回はさらに階層を一つ深く探っていこうと思います。
小学生時代
「もっと見ろや!」
「どこ見てんねん!よお見ろ!!」
「アホか、何見てんねん!!」
「ちゃんと真似してみろや!そんなんやってないやろ!」
これは父の言葉です。
・・・多分僕の原点はここです(笑)
※もう見つかった
僕は小学1年生の頃から父の元で武道をやっていました。
「武道ってなに?空手?合気道?」
とか沢山聞かれるのですが、面倒くさいので「古武道」 とだけ言ってます。
※詳しくは【日野武道研究所】で検索!
その武道の稽古は今思い出すだけでも吐き気がするくらい嫌だったし、何より父が怖くてその時間がいつも苦痛でした。
(毎日やっていた気がします)

※小学生の筆者 前蹴りと回し蹴りの稽古 相手はお弟子さん
小学生は僕だけ。
あとは父のお弟子さん(大人達)です。
大体2人1組で何かしらやってました。
まず父が見本を見せます。
「よし、やれ」
で、みんな取り掛かりますが、まあ出来ません。
みんな父がやっているのを見ながら行うのですが、その度に
「違う!!よう見ろ!!」
「ちゃう!こうや!」
とお弟子さんに怒鳴ってます。
僕も沢山怒られました。
「よく見ろ」
これは【相手をよく見ろ】と言うのもありますが、
ここでは【今どんな動きをしているか、なにをしているか真似してみろ】
と言う意味で話しています。
ではなぜ「よく見ろ」と死ぬほど言われたのかと思い返すと、
多分【真似しないと危ない(怪我したり)稽古が沢山あった】からではないかなあと。
お弟子さん達は全員大人です。
その大人と本気でやりあうので力任せにやっても小学生の僕は勝てるわけありません。
何度もお腹に突きが当たり、泣くこともありました。
その度に、
「ほら見てみろ!逃げるからやろ!そんなんしてへんやろ!やるからよう見てみい!」
泣きながら父を見て、またやる。
蹴りが当たる。泣く。怒られる。見る。またやる。
毎日こんなんです(笑)
恐怖です。(笑)
そう怖かった。
怖いから必死で真似してたと思います。
ではなにが怖いのか?
それは【突きや蹴りが当たること】です。
父も怖いけど、お弟子さんの突きがお腹や腕に当たる方が怖い。(痛いから)
だから、真似をすると痛い目に合う確率が下がるので、必死で習得していった防御スキルだと思います(笑)
他にもこの「真似せえ」というワードは武道に限らず父から沢山言われたのを覚えています。
例えば、他の人が何かしている事を僕もやることになった時、
「一輝、〇〇さんの動きよく見て真似してみ?」
そう言われて、その通りやってみる機会が少なくありませんでした。
上手く出来なかったら
「よお見てみい!そんなんしてないやろ!」
と言われ、またじーっと見続けます。
英語のテープを聞かされていた時
「なに言うてるか分からんでええねん。真似せえ」
と言われ、何度も口に出して真似しました。
ボソボソ言うてると
「ちゃんと声に出せ!分からんやろ!」
と怒られたり(笑)
とにかく
「真似しろ」そして「よく見ろ」
は死ぬほど言われました。
怖い父と恐怖の武道が、見て真似をするという土台を作り、それが自然と癖というより息をするのと同じくらい今では当たり前になっていたと思います。
続く
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