Taiko-life

和太鼓奏者の日野一輝が、太鼓を中心に色々なことを呟きます。

カテゴリ: 太鼓衆一気

福岡公演まであと1週間!


ちょっと人と話をしていて思い出した笑い話があるので話します。






今から13年ほど前、とある国に演奏ツアーを行く事になったのですが、当時は太鼓が全くなかったのでこれを機に沢山購入したんです。




SHOCKでも使用している大太鼓もその時買いました。

他にも締太鼓や鳴り物とか…



合わせて、大体500万!!





当時26歳だった僕に払えるわけありません(笑)



でも、なんでこれ程購入したのかと言うと、返済するアテがあったんですね。








そう、そのツアーのギャランティーです。




だから、チーム結成して2年目でデカイ規模のツアーを回れるとは夢にも思っていなかったので、思い切って購入したんです。




購入先の太鼓店に話をして、そこの社長と仲良くなり、それだったら月々○万円位で返してくれていいよって有難い言葉も頂いてて。

だから、万が一ギャランティーの支払いが遅れても何とかなるなと…








思っていたんです。









ところが…









ツアー回って2ヶ月後、日本に帰国。



で、そのあとすぐさま別の国へツアーに出かけました。




その時に入金予定だったんです。





そして帰国





それは12月のもうすぐ年を越すであろう年末でした。
とてつもなく寒かったのを覚えてます。





通帳見て、




…あれ?





入ってない






電話しないと!





あれ、繋がらない




まてまて。落ち着こう。



「コーヒー淹れてくれる?」




当時は男メンバー3人で暮らしてました。
とても古い一軒家に。
節約の為と稽古を頻繁にするために。






「一輝さん!水が出ません!」


「一輝さん、ガス止まってます!」


「一輝さん、電気付きません!」










えーっと、今、平成やんね?




「衣装洗濯しよか」「あ、動かへんのやった」


「親に電話して金借りよ?」「あ、繋がれへんのやった」






(笑)





途方にくれました。





男3人で。





寒い部屋に段ボールを敷き詰めて「床ダン」

エアキャップをさらに敷き詰めて、とにかく寒さを凌いだのを思い出します。




「お前ら取り敢えず実家に帰れよ?」



「一輝さん、お金ありません!」





もうね、笑うしかないです(笑)





結局、10円で公衆電話から父に電話をかけ、10万円送金してもらい、それをメンバーに渡して、それぞれの実家に帰らして、なんとかその時は凌ぎました。





結局、支払われるギャランティーは払われず、その金持って逃げられたんです。





もう捕まりません。



電話も繋がりません。










いやー、参った参った!
26歳の時の話です(笑)





え、借金?



もちろんアルバイトとイベントのギャランティーで返しましたよ!


社長とお話しさせてもらって、チビチビながら返しました。


7〜8年かかりましたけどね。








和太鼓奏者の日野一輝です。



今年で太鼓衆一気を離れるメンバーが2人います。



在籍7年の志保あかねと、在籍5年の藤井絵理香。


志保あかねはとにかく行動派で、様々な方とコンタクトを積極的に取ったり、新しい事にチャレンジしたり、衣装を作ってくれたりしました。


藤井絵理香は、誰よりも稽古をし誰よりも私の考えに近い存在で、その事によりアンサンブルや音にも磨きをかける事が出来ました。




2人に共通するのは、とにかく自分で動く、という事。
そして、チームに多大なる貢献をしてくれた事。


そんな彼女達がいてくれたお陰で、僕は少し怠慢になっていたのかもしれません。


彼女達がいてくれるから、何とかなる。

いてて当たり前



数年間在籍してくれていたので、そんな状態にドップリ浸かっていた僕は、正直甘えていました。



いつか辞める



それは分かっていた事だし、これまでも沢山のメンバーが入っては辞めてという繰り返しを経験しているのですが、心のどこかで彼女達はいてくれると、勝手に思っていたのかもしれません。



彼女達が在籍した数年間はチームにとって飛躍になる形となりました。
これまで1年単位で入れ替わってたメンバーが固定された事により、曲をより深く、意識をより高くさせてくれたのです。

僕の夢だったエジンバラ挑戦も、彼女達のお陰で5年間も行けました。
開拓として選んだポーランドやリトアニアにも、様々な角度から協力してくれて頼もしい存在でした。


とにかく語りつくせないほど力を貸してもらえて、口では上手く言えないのですが、感謝の言葉しか見つかりません。






そんな彼女達から今回の話を受けて、頭を殴られた様な衝撃を受けました。
その時は平静を装っていますが、内心は「え?来年からどうなるんや?」「まてまて、どうしたらええんや」という動揺があり、強がりを言うのが精一杯。


彼女達は次のステージに進もうとしている。
いや、もう進んでいる。


じゃあ自分は?
僕は何してるの?
ここで何をしてるの?
彼女達から何を学んだの?


いみじくも彼女達の行動が、いつも進んでいたつもりが、実は止まっていた自分を気づかせてくれました。

そしてチームばかりしか考えてなくて、メンバー一人一人の事を深く見ていなかった事にも気づかされました。



このままじゃあかん。



彼女達の辞退を取り消すことは出来ませんが、何か自分に火が付きました。
ニューヨークに行ったのも、自分の音を見つける旅として行き、そのおかげで、次の道が見えました。


言い方は悪いですが、もし彼女達がいてくれてたらニューヨークに行ってないかもしれないし、慢性的な活動になってたかもしれません。





彼女達が教えてくれました。








お前はそのままでいいのか?

いつまでそこにいてる?

何をしてる?

それがお前の目指す音楽か?






もちろん彼女達はこの様な事は言ってません。
その行動が、僕に語ってくれたんです。







最後に
彼女達のこれからの活動にエールを送ると同時に、これまで一緒にいてくれた事、

本当にありがとう。

残り僅かですが、最後までよろしくお願いします。


一昨日、無事にZIPANG ROCK Japan Tour 2017 大阪公演を終えました。
初めましての方はもちろん、結成当時からの付き合いの方、お久しぶりの方など、本当に沢山の方に来て頂けて幸せでした。
ありがとうございました!
また、今回受付や物販など裏の仕事をしてくれた大阪教室の皆さん!
もう、この団結力は最強です。安心してステージに立つ事が出来ました。めちゃめちゃ助かりましたよー。
ありがとうございました。

なかなか出来なかった大阪公演を、この節目で飾る事が出来て嬉しく思います。
また来年?出来るかわかりませんが、その時はまたよろしくお願いします!

さあ次は山梨公演です!!


ポーランドのウッチから約650キロ、リトアニアの首都ヴィリニュスにやってきました。
いや~遠い!
しかし驚いたのは、ワルシャワと時差が1時間発生してるという事。
日本でいうと、東京から岡山位を移動して時差が変わるという事なので、なんか不思議な感じです。

移動の途中、もう見渡す限りの大平原が広がっているポイントがあったので、車から降りてランチタイム。
昨日ウッチの「黒猫」で祥子さんが作ってくれた稲荷寿司をいただきました!
めっちゃ美味しかった~~~~~~~~!
そして夜は、伝統料理の美味しいレストランで食事。

メインはジャガイモです。
ちょっと油が多かったですが、かなり美味しい!
死ぬほど食べてお腹いっぱいです。
今日は、中高一貫の学校で演奏。夜は大学の講堂で演奏の2本立て。
行ってきまーす。



太鼓衆一気結成15周年記念「ZIPANG ROCK Japan Tour 2017」、昨日無事に埼玉公演で初日ひらきました!
本当に本当に沢山の方に来て頂けて、15年の集大成を見て頂けてとても幸せです。ありがとうございました。
また、無理言ってお手伝いしてくださったスタッフの皆様、お忙しいところありがとうございました。
照明のあさ子さん、丸山さん、カメラマンの茂木さん、初日お疲れ様でした。まだまだ先はありますが、どうぞよろしくお願いします!

さて今回はZIPANG ROCKというタイトルで挑みまして、衣装もロック風?に(笑)
しかし内容は、変わらずとにかくイケイケドンドン。
15年の思いを込めたセットリストを組み、特に2部は畳み掛ける用に怒涛のごとく。
一度も引かず、前へ前へ前へ。
それが良かったのか分かりませんが、終わったら鳴り止まない拍手を頂き、「和太鼓の概念が変わった」「ファンになりました」「今までで一番良かった」など嬉しいお言葉を沢山頂戴しました!

グッズの売れ行きも好調でして、初日なのにツアーTシャツは早くも追加注文しないと間に合わないという嬉しい悲鳴です。

とにかく念願だった日本ツアーの初日の幕が大成功で開いてホッと一安心です。
これから回る都市の皆様、楽しみに待っててくださいね!もっともっとパワーアップしますから。

さーて、次は来週からスタートするポーランド・リトアニアツアーです。
タイトルは同じくZIPANG ROCK!
頑張るぞー!


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